注文住宅での階段の配置

二階に上がる階段を部屋の真ん中に作ったのは失敗

私も結婚をして子供を授かり、注文住宅を建てられるだけの頭金ができたので家族と一緒に楽しく住める住宅を作ろうと決めて大手住宅会社と契約して、念願のマイホームを作りました。マイホームを作るうえで一番大事にしたのは家族とのコミュニケーションがしっかりとできる導線を作るということでした。色々な住宅展示場を回ったりして、これから思春期を迎える子供たちに部屋を与えても、子供たちの変化に気づきやすい家が作れるかを模索しました。その際、注文住宅相場は徹底的に研究しました。

 

色々住宅会社の営業マンに話を聞くと皆さん揃って、子供に部屋を与える家を作るならば、子供の顔がいつでも見れるように子供部屋がある二階にあがる階段を、リビングに作った方がよいという意見でした。
なぜなら朝、子供が起きてきたとき、学校から帰ってきたとき、夜寝るとき、すべて家族が集まっているリビングを通って自分の部屋へ行かなければならないからです。僕たち夫婦は確かにそのとおりだと納得してリビングの中央に階段を作り、もっと家族の気配を感じるようにと、吹き抜けの構造にしました。確かに理想の形のマイホームが出来あがってとても満足しましたが、実際に住んでみると大変なことがわかったのです。それは、電気代がとんでもなく高くなってしまったということです。階段を部屋の真ん中に作って、吹き抜けの仕様にするということは、家の中の空気が全部上に行ってしまうことになります。リビング一つだけ夏冷房をいれたり暖房を入れたりするならばすぐに快適な温度になります。

 

しかしこの設計だと、階段や吹き抜けの部分がリビングにあるということは、扉が常にあけっぱなしの状態になっていることとまったく変わらない状態なので、いつまでたっても快適な室温にならないのです。すぐに冷やしたり暖ためたりするには、冷暖房の出力を最大にしたりしなければいけませんし、家族は全員一階に集まっているのに必要のない二階の部分まで、涼しくしてしまったりすることになります。結果、以前住んでいた家よりも2倍近く電気代がかかるようになってしまいました。そういう点で二階にあがる階段を部屋の真ん中に作ったのは失敗だったと思っています。

 

地方都市に建てた注文住宅に満足している

私が注文住宅のサービスを利用したのは、50代に突入した頃です。当時、私は外資系の企業で働いており、十分な収入を得ていました。そして、仕事をリタイアしても生きていけるだけのお金を得ていたので、思い切って地方都市に移住することにしたのです。

 

仕事を辞めるまでの私はマンションを転々としていましたが、贅沢を尽くした家を建てたいと思いました。そして、注文住宅のサービスを提供している業者に相談したのです。設計図の作成から参加できる注文住宅サービスであれば、理想の家を建てられると考えました。

 

すでに完成している家を扱う建売住宅と比べると、注文住宅のサービスは高額だと聞いていましたが、その心配は杞憂でした。なぜなら、私が移住しようと思った地方都市は、地価が安かったからです。都内で建売住宅を購入した場合の費用の半額以下だったのは、非常に驚きました。業者に提示された見積もりを見て、私は注文住宅を建てることを決意しました。注文住宅は建売住宅よりも、完成までに時間がかかります。しかし、すでに会社を辞めている私は時間があり余っており、そのデメリットは問題ではありません。

 

私は業者の設計士と一緒に、家の設計図を作成しました。私が希望したのは、収納スペースが豊富な家です。サラリーマン時代にマンションで生活していた頃、収納スペースが狭いことに苛立ちを感じていたからです。そして、私の希望を落とし込んだ設計図を元にした家は完成しました。

 

家を建てるまでの流れに関してもそれは素晴らしい出来栄えで、私は今のところ不満を抱いていません。ですが、一つだけ懸念事項があります。それは私が年老いた時のことです。親が遊びに来た時に感じたのですが、私の家は足腰が弱っていると不便なことがあります。今は足腰が萎えていませんが、将来的な可能性を考えると、その点は虫できません。ただ、私の家は改築しやすいような作りになっています。注文住宅の業者さんが、改築の可能性を考えた家を設計してくれたからです。将来的な不安はありますが、対処方法は残されているので、注文住宅の業者は良い仕事をしてくれたと感謝しています。